タムくんトーク付き試写会!レポート

2月4日、タイ出身の人気マンガ家タムくんことウィスット・ポンニミットさんをトークゲストに迎え『ブンミおじさんの森』試写会を開催しました。

今回、『ブンミおじさんの森』のエンディングにタムくんがドラマーとして参加している、タイの人気バンド「Penguin Villa」の曲が使われていることから、来日中のトークが実現しました。

アピチャッポン・ウィーラセタクン監督とも親交がある、タムくんはバンコクで『ブンミおじさんの森』を鑑賞。タイ映画史上初のカンヌ国際映画祭パルムドール(最高賞)受賞作ということで、タイでもすごく話題になっていたそうで、「映画館に行ったら、お客さんがたくさんいて、アピチャッポンの映画をこんなにたくさんのタイ人が観てくれるんだってうれしかった」とタムくん。
 ゲストのお二人 左から、タムくん、SOI MUSIC木村さん

昨年、監督が来日した際、映画の舞台であるタイ東北部方言がわからない人のために、現地ではタイ語の字幕がつけられていたと言っていたのですが、タムくんも字幕がなければどんなことを話しているのか、ほとんどわからなかったそうです。

また、「アピチャッポンは、その時ひらめいたことも映画に使う監督なので、『ブンミおじさんの森』を撮影していて、休憩中とかにスタッフが「Penguin Villa」のCDをずっとかけていたら、撮影していたシーンが、その曲のイメージになっちゃって、エンディング曲に使おうって思ったみたい」と曲が使われたエピソードを披露。
サプライズで、タムくんから『ブンミおじさんの森』の撮影中にスタッフがずっと聴いていたという「Penguin Villa」のCDプレゼントの発表があり、タムくんにジャンケンで勝ち続けた1名にプレゼントされました!

上映前のトークだったため、最後はタムくんから映画を観る皆さんにメッセージ。「賞をとった映画なんだという感じじゃなく、クリアな気持ちで観てほしい。」

タムくんのゆったりとしたトークで、会場が癒しの空間になりました。そのまま上映が始まり、とてもいい雰囲気で皆さんに映画を観ていただくことができたと思います。

ご来場くださった皆さま、ありがとうございました!